一般的に難しいイメージがあるルービックキューブ。
しかし揃えられる人は必ずと言っていいほど「やり方が分かれば簡単」と言います。
では実際の難易度はどうなのでしょうか?
自力で揃える難易度
まずは解き方を調べずに完全に自力で解く場合。
これは相当に難しく大人におけるIQ130程度が必要だと言われています。
ルービックキューブを発明したエルノー・ルービック氏でさえ、元に戻すのに1ヶ月かかったほどです。
解き方を見ながら揃える難易度
解き方を調べて解く場合、解説サイトや解説動画、解説者の腕にもよりますが誰でもできるほど簡単です。
揃わなくて挫折してしまう人は、そもそも使っているキューブが6面完成不可能な状態であることがほとんどです。
何歳からできる?
ルービックキューブの対象年齢は8才以上とされていますが、3才未満でもできる子はいます。
この動画では2才の子が1分10秒という記録で揃えています。
(パーツ誤飲の危険を考えると3才未満の子供には与えないほうが良いです)
さすがに2才は異例だと思いますが、賢い子であれば3〜4才でも可能でしょう。
こちらは目隠し競技ですが世界最高齢記録の80歳で完成させた日本人の動画です。
80歳で、しかも目隠しして揃えるなんて驚きですね。
総パターン数と最短手数
一般的な3×3×3のルービックキューブは、パーツの位置や向きの総パターン数が4325京2003兆2744億8985万6000通りです。
6面完成までの最短手数の最大値は20手であることも証明されており「God’s Number(ゴッドナンバー)」と呼ばれます。
※180度回転を1手、中層回転を2手として扱う「HTM」というカウント方式で20手
揃えるタイムの難易度は?
ではルービックキューブは何秒で揃えたら「速い」と言えるでしょうか。
結論、1分を切ったら速いです。
速いというより「エンジョイ勢からガチ勢側になった」という表現の方が適切かもしれません。
平均タイム | 難易度 |
---|---|
5分 | ★ 非常に簡単 |
2分 | ★★ 簡単 |
1分 | ★★★ 普通 |
60-40秒 | ★★★★ 少し難しい |
40-30秒 | ★★★★★ そこそこ難しい |
30-20秒 | ★★★★★★★ 難しい |
20-15秒 | ★★★★★★★★★ かなり難しい |
15-11秒 | ★★★★★★★★★★★★ 非常に難しい |
11-7秒 | ★★★★★★★★★★★★★★★★ 日本国内トップ100(公式大会記録) |
7-5秒 | ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 世界トップ100(公式大会記録) |
こちらは海外のキューブコミュニティサイト(REDDIT CUBERS)が公表した競技者のタイム分布です。
60秒で足切りされていますが、60秒を切れば「スピードキューバー」と名乗っても良さそうですね。
平均18.6秒を切ると競技人口の上位50%に入ります。
平均13.4秒で上位25%に入るので、このあたりから上級者と言っても良いのではないでしょうか。
1分で揃えるにはどうしたらいい?
多くの初心者が目標とする1分というタイム。
これを達成するには解き方が重要です。
初心者が1分切りを最も達成しやすいのは「簡易CFOP法」という解き方です。
覚える手順が少ないにも関わらず速く解くことができます。
他には「ツクダ式」や「高橋メソッド」などがありますが、これらの解き方はそもそもタイムを縮めるのに向いていないので注意してください。