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ルービックキューブの回転記号を覚えることは、多くの学習者にとって難しく感じるかもしれません。
しかし正しいアプローチとコツを知れば、その難しさを克服することができます。
この記事では、回転記号の一覧とスムーズに覚えるためのコツについて解説します。
こんな人が対象
・2Look OLLと2Look PLLの習得が終わっている
・これからPLL全21種類を覚える
・回転記号について知っておきたい
回転記号を覚えるメリット
・手順の復習がしやすく習得スピードがあがる
・スクランブルが読めるようになる
・手順のメモが簡潔になる
面・列の名前
まずは面と列の名前を覚えましょう。
これらはキューブを手に持っているときの向きで決まるので、面の色は関係ありません。
面の名前
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R面
Right(右という意味)の頭文字「R」
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-18.38.25.png)
L面
Left(左という意味)の頭文字「L」
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-18.37.33.png)
U面
Up(上という意味)の頭文字「U」
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-18.37.43.png)
D面
Down(下という意味)の頭文字「D」
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-18.38.03.png)
F面
Front(手前という意味)の頭文字「F」
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-18.38.09.png)
B面
Back(奥という意味)の頭文字「B」
列の名前
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-22.24.26.png)
M列
Middle(中間という意味)の頭文字「M」
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-22.24.36.png)
S列
Standing(直立という意味)の頭文字「S」
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-13-22.24.45.png)
E列
Equartor(赤道という意味)の頭文字「E」
回転記号の読み方と意味
回転記号は、先ほどの面や列の名前に準じて構成されており、以下のようなルールがあります。
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-14-17.42.57-1.png)
「R」のように添え字がないときは「R面を正面から見たときに時計回りの方向へ90度回す」という意味になります。
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-14-17.43.09.png)
「R’」のように「’」が付くと「R面を正面から見たときに反時計回りの方向へ90度回す」という意味になります。
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-14-17.43.18.png)
「R2」のように「2」が付くと「R面を180度回す」という意味になります。回転方向は指定されていません。
回転方向を反時計回りに指定する場合は「R2’」や「R’2」のように「’」を付けます。
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-14-17.50.01.png)
「Rw」のように「w」が付くと「R面を正面から見たときに、R面から2層を時計回りの方向へ90度回す」という意味になります。
回転方向を反時計回りに指定する場合は「Rw’」や「R’w」のように「’」を付けます。
180度回す場合は「Rw2」のように「2」を付けます。
3×3では「Rw」を「r」のように小文字で表すこともありますが、意味は同じです。
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カッコ内の回転記号が特定の手順であることを示します。
特にセクシームーブ(R U R’ U’)やスレッジハンマー(R’ F R F’)であることを示すときに使います。
(R U R’ U’)2 のようにカッコ外に数字がついているときは、「カッコ内の手順を数字の回数だけ繰り返す」という意味です。
※以前はカッコが持ち替え記号としても使われていましたが、現在はほとんど使われていません。
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「Rw」のように「w」が付くと「R面を正面から見たときに、R面から2層を時計回りの方向へ90度回す」という意味になります。
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-2.16.36.png)
「3Rw」のように「Rw」の手前に「3」が付くと「R面を正面から見たときに、R面から3層を時計回りの方向へ90度回す」という意味になります。
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-2.12.37.png)
「r」のように小文字のときは「R面を正面から見たときに、R面から2層目だけを時計回りの方向へ90度回す」という意味になります。
各面の回転方向
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![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-15.37.35.png)
覚え方
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-14-23.58.55.png)
R、U、L、Dの時計回りの回転方向は、F面から見ると左回りに一周します。
「’」が付くとその逆です。
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F、Bの時計回りの回転方向は、右手人差し指でトリガーしたときの向きです。
各列の回転方向
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-14-23.24.12.png)
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-15.42.44.png)
覚え方
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-0.21.01.png)
M、S、Eの回転方向は、発音が似ている面に準じています。
MとL(エムとエル)、SとF(エスとエフ)、EとD(イーとディー)が同じ回転方向です。
持ち替えの回転方向
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-1.42.15.png)
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-15.49.00.png)
キューブ全体の向きを変えるときは、「x」「y」「z」を使います。
覚え方
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-1.55.15.png)
xは左右軸、yは上下軸、zは前後軸で回転します。
xとR、yとU、zとFが同じ回転方向です。
練習方法
回転記号の意味を理解したら、あとはひたすら反復練習をして習得しましょう。
そこでオススメなのが、コンピューターが生成したスクランブル通りに混ぜる方法です。
CS Timer やDC Timer などのキューブ専用タイマーでは、スクランブルと展開図を表示する機能があります。
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2023/09/スクリーンショット-2023-09-15-3.15.21のコピー-602x1024.png)
スクランブルをするときは「白面が上、緑面が手前の向きから混ぜ始める」というルールがあるので覚えておきましょう。
スクランブルの開始向き
![](https://www.daaokacubeblog.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-20-0.05.34.png)
混ぜたら展開図と照らし合わせて、正しくスクランブルできたか確認します。
展開図と違ったら、キューブを揃え直してもう一度スクランブルしてみましょう。